昨年11月に新聞・テレビで大きく報道され、インターネットによる生中継も大勢に視聴された「事業仕分け」の第2弾が23日から始まる。今回、ネット中継が民間に委託、ミニブログ「ツイッター」や動画配信サービスによる実況も増えるとみられ、ネットメディアの競演になる。一方、新聞・テレビは前回の報道で「政治主導のイメージ作りに利用された」との指摘も。注目の第2弾は再び盛り上がるか。(鵜野光博)
■「正確に伝えたい」
前回の事業仕分けは政府の行政刷新会議がネットで公式中継を行い、アクセス数は1日平均33万、全体では約300万に上った。今回、同会議は「民間の創意工夫に委ねた方がよりよい映像を流せる」(事務局)として事業者を公募。委託費は支払われないが「予想以上の応募があった」(同)といい、複数の事業者が選定される見通しだ。
前回は公式中継とは別に、ブログサイトの「ザ・ジャーナル」、動画サイト「ニコニコ動画」などが中継した。ネットメディアに注目される理由を、事業仕分けの関係者は「アクセス数が多く、サイトのPRや実績作りの点でも、仕分けは格好の素材では」と話す。
ザ・ジャーナルは「テレビが編集した映像では仕分け人が圧倒しているようにみえるが、実際には仕分けられる側も作戦を練り、反論している。それを正確に伝えたい」と意欲的。「今回は競合相手が増えるので、新人政治家をゲストに呼ぶなどして差別化を図るつもり」と話す。
ネット中継の発信は「アイフォーン」などの端末があれば会場内の一般見学者でも可能だ。本番を前に、ツイッター上では、民主党議員に「会場に(無線LANの)アクセスポイントを設置して」という要望も寄せられている。
■「シナリオ」見抜け
一方、既存メディアの新聞・テレビ。前回、次世代スーパーコンピューター開発をめぐる論戦で、蓮舫参院議員(民主)の「2位じゃダメなんでしょうか」という映像は数え切れぬほどテレビで繰り返され、多くの事業を「廃止」「縮減」とした仕分け結果は連日、大きく報じられた。しかし、実際の予算案での削減額は目標3兆円に対し、6770億円にとどまった。
上智大新聞学科の橋場義之教授は「結果論だが、比較的冷静だった新聞も、仕分けの位置づけが分からないまま、過剰に報じたことは否めない。テレビは蓮舫発言などの『絵』に飛びつき、政治主導を印象づけるために利用された格好になった」と、既存メディアの反省点を挙げる。
今回の対象は独立行政法人になる。橋場教授は「仕分けは事前ヒアリングを踏まえたシナリオができており、本番はイベントの性格が強い」とした上で、「そのシナリオは妥当か、なぜその法人が対象とされたのかといった、本番に至るまでの過程を掘り下げてほしい」と注文をつけた。
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14日午後0時55分ごろ、奈良市西九条町の大和ハウス工業奈良工場(平原和洋工場長)から出火。鉄骨平屋の第1工場の一部、約4千平方メートルが焼けた。作業着姿の従業員ら約400人が屋外に避難し、けが人はなかった。奈良署で出火原因を調べる。
工場付近は異臭が立ちこめ、消防車やパトカーなど約20台が出動し、一時騒然となった。近くのショッピングモールは、屋上にいた買い物客を屋内に退避させた。通りがかりの奈良市内の男性(61)は「真っ黒な煙が立ち上っていた。何が起こったかしっかり調べてほしい」と話していた。
奈良署などによると、奈良工場には4棟工場があり、出火元は第1工場内にある大和ハウス工業のグループ会社「ダイワラクダ工業」の近畿配送センター。
奈良工場では、2月15日にも第4工場が燃える火災があった。火災が相次いだことを受け、大和ハウス工業広報企画室は「2月の火災事故を受けて再発防止に努めていました。深くおわび申し上げます」と話した。
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脂肪燃焼や血糖値低下を促すホルモン「アディポネクチン」に、運動したときと同様の効果を体内で起こさせる機能があることが、東京大などのチームの研究で明らかになった。1日の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。高齢や過度な肥満などで運動できない人向けの薬の開発につながる可能性がある。
研究チームは、アディポネクチンが結びつくたんぱく質が働かないマウスを作り、正常なマウスと比べた。たんぱく質が働かないマウスは血糖の取り込みや脂肪燃焼のほか、持久力を生む筋繊維を作り出すきっかけになる物質の量が減り、その働きも低下していた。チームは、アディポネクチンが結びつくたんぱく質には、血糖値を下げるインスリンを効きやすくし、脂肪を燃焼させ、有酸素運動で欠かせない持久力を生む筋繊維を作る機能がある、と結論付けた。
研究チームの門脇孝・東京大教授(糖尿病学)は「糖尿病患者の細胞では、アディポネクチンが結びつくたんぱく質が減っている。このたんぱく質の働きは、運動時に体内で起きる遺伝子などの働き方と一致しており、新薬の開発が期待できる」と話す。【永山悦子】
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高校バレー全国大会常連の奈良県立高男子バレー部の男性監督が、大会出場のため宿泊していた東京都内のホテルで男子部員にわいせつな行為をしたとして、自宅待機になっていることが学校への取材で31日、分かった。校長は「詳しく調べ、県教委とも相談し、対応を決めたい」と話している。
同校によると、バレー部は3月19日からホテルに宿泊。監督は自室に部員を呼び出してわいせつな行為をしたという。監督は「申し訳ないことをした」と謝罪しているという。
関係者によると、監督は携帯電話のメールで複数の部員を個別に呼び出し、試合での心構えなどを指導。わいせつ行為をしたのは1人だけという。保護者らが学校に問い合わせて明らかになった。【花澤茂人、高島博之】
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